全国地域生活定着支援センター協議会は、矯正施設を退所した高齢・障がい者の社会復帰と再犯防止を支援し、全国のセーフティーネットの構築に邁進します。

雇用と再犯など

雇用と再犯など

今日は、犯罪に関するオランダからの研究二つ。そりゃあそうでしょと言うことでも、証明されることは意味があるでしょう。

一つ目は『どんな仕事でもいいわけではない:雇用の特性と再犯リスクに関する研究』要約抜粋。もとはこちら
・・・雇用は再犯リスクを低減するが、雇用の保護的な役割は、仕事の資質(作業強度、仕事の継続時間など)による。元囚人の再犯パターンと雇用の果たす役割に関する長期的な研究は極めて少なく、ほとんどの既存の研究は単純な効用対策(すなわち、雇用vs.失業)を尺度とし、仕事の質のテーマには触れていない。

そこでこの研究は、オランダの元囚人のうち、プリズン・プロジェクト(人数=714人)の長期的データを使用して、再犯と雇用の関係を調べた。すると、リスクの高い犯罪者の間で犯罪率を減らすのに役立つのは、職業的レベルの高い仕事と、安定した雇用の仕事であることがわかった。

つまり、雇用されれば、どんな仕事でもいいのではなく、すべての雇用において、特に安定した雇用が再犯リスクを下げることを発見した。多くの元囚人は、高い質の人的資本を持ち合わせていないので、ハイレベルな職業につかせるよう指導する事は難しい。しかし、彼らを安定した雇用につかせるよう支援する事はできる。


次は『中軽度知的障害のある若年犯罪者と、知的障害のない若年犯罪者の暴力的な犯罪リスクの要因と犯罪行為の違い』もとはこちら

アムステルダムのダイバージョン・プログラムに登録された、暴力的な犯罪をした元非行少年146人に対して、中軽度知的障害と暴力的な犯罪の関係を調べた。この中で21%に中軽度知的障害があった。

警察のデータからほぼ全員が、様々な問題と、心理社会的問題を抱えた不安定な大家族で育ったことがわかった。しかし、特に中軽度知的障害をもった元非行少年たちは、仲間からのプレッシャーに負け、12歳前に非行行動をあらわし、低い社会的・対人関係スキルを持っていた。 中軽度知的障害のある元非行少年は、ない元非行少年に比べ、より多くの暴力的な財産犯罪をした。

中軽度知的非行少年のための青少年ケア介入は、社会的・対人関係スキルの獲得と、親への教育的なスキルに焦点を当てるべきだ。

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