全国地域生活定着支援センター協議会は、矯正施設を退所した高齢・障がい者の社会復帰と再犯防止を支援し、全国のセーフティーネットの構築に邁進します。

緑地空間と犯罪

緑地空間と犯罪

「緑地と犯罪:緑地の種類、地域の特徴、犯罪の時間的側面の分析」という研究の報告です。

緑地と犯罪との関係への関心の高まりがあるそうですが、特定の緑地タイプが、特定の犯罪と犯罪発生の時間を、どのように誘発または阻害するかはまだはっきりしていないそうです。環境犯罪学の最近の進歩の中、オーストラリアの研究者たちは緑地での犯罪の空間的、時間的、および近隣地域のダイナミクスを調べるため、以下の方法で調査したそうです。

・・・国勢調査および犯罪事件のデータと照合しながら、様々な統計的分析方法を用いて、オーストラリアのブリスベン全域にある4,265の緑地内での暴力行為、痴漢等迷惑行為、財産に対する犯罪、および薬物犯罪を調べた。

その結果、緑地の種類、地域の特徴、犯罪の時間的側面は、緑地での犯罪の頻度やタイミングに影響を与えることがわかった。緑地の特定のタイプのものが他のタイプのものよりも、犯罪発生を促進しやすいものであることが判明した。

また、周囲の地域住民の社会的なつながりと、緑地内の快適で文化的な設備の有無によるところが大きかった。これらの要因が潜在的な犯罪者、被害者、および保護者の行動にどのように影響するかがわかれば、犯罪防止への取り組みのために基盤を提供できる。・・・

米国でも、何もない殺風景な空間に緑の植物を追加すると、見た目によく、雨水を地中に吸収するだけでなく、近隣での犯罪活動を減少させるという研究結果が米国林野局などにより、次々と報告されています。さらに、どんな植物でどんな緑地をつくるかにより、どんな犯罪が減るか・増えるかも検証しているそうです。例えば、駐車場に緑地空間を造ったら、車両荒らしや盗難が増えたそうですが、舗道に植物や芝生を植え、スプリングクーラーを設置したら、薬物売買や所持が減ったそうです。

「割れた窓」理論というのは、犯罪者は、割れたままの窓が放置されたのを無関心さの兆候と取り、犯行しやすいというものです。それに対し、この緑地と犯罪の研究は、「関心がある合図」理論とし、共有スペースの可視的メンテナンスが、地域社会の信頼関係や結びつきを意味し、犯罪を阻止するだろうと言っています。

「愛の反対は、無関心」という言葉がありますが、私たちの仕事にも通ずる部分が大きいのでは・・・ちょうどいいタイミングで、今年度、全定協では、「支援対象者による満足度調査」を実施します。その最初の検討会議が明後日6日にあります。全国6ブロックから選ばれた8人のメンバーがチームを組んで、調査をコーディネートしてまとめあげていきます。対象者御本人たちにインタビューしていくのは、全国47の地域生活定着支援センターです。どんな結果が出てくるか、今から楽しみです・・・。

コメント



認証コード9012

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 4.9
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional