刑務所農場へ牛戻る
刑務所農場へ牛戻る
一年の最初にふさわしいと思うカナダからの話題。オンタリオのキングストンという地域に連邦刑務所の農場プログラムが、コミュニティの中で、地域の農場と協働で、長年運営されていたそうですが、5年前に当時の公安大臣が、閉鎖したそうです。その理由はコストの割に、出所後の雇用に役立つ技術を学べていないと。その刑務所農場プログラムが、現公安大臣の下、生協との協働で再開され、300頭の牛が刑務所農場へ戻るそうです。引用元はこちら。
この刑務所農場は、過去100年間、カナダの最も優れた酪農場の一つとされ、ここで飼育された牛たちはずっと優秀賞を受賞してきたそうです。地域の経済に貢献し、しかも、15の地域の刑務所や地元のフードバンクに牛乳と卵を生産し、利益を得てきたと。
農場は数十名の受刑者に仕事を与え、これまでに300人を超す受刑者がここで様々な仕事の技術や、対人関係スキルを学んだと。刑務所の農場は、有益な雇用と訓練の機会、時間管理と責任のスキル、動物療法、生産的労働と運動、自然へのアクセス、個人やチームビルディングの作業、および農場管理と操作の訓練を提供していると。刑務所の農場は、再犯を減らす、出所時に雇用のための可能性を高めることが証明されたそうです。
受刑者の大半は非暴力犯罪のために、刑務所で時間を費やし、最終的に社会に戻ります。 刑務所でのリハビリテーションプログラムは非常に重要であると、現公安大臣は説明しています。
刑務所農場に関する詳しいページはこちら。財政面も含め様々な利点なども詳しく書いてあります。