全国地域生活定着支援センター協議会は、矯正施設を退所した高齢・障がい者の社会復帰と再犯防止を支援し、全国のセーフティーネットの構築に邁進します。

累犯に対する”戦略”

累犯に対する”戦略”

昨日、ブログで紹介した、累犯障害者に関する記事ですが、まだ気になっていて、又来ました。

新聞記事は、累犯障害者の居場所が社会のどこにあるかと問いかけていました。その言い方も気になりますが、とにかく、外国はどうやっているのか、グーグルで、「累犯」「累犯障害者」のキーワードで検索してみました。

上位でヒットしたのは、オランダの「累犯施設 Frequent Offenders Institution (ISD) 」と、オーストラリアの「累犯プロジェクトFrequent Offenders Project」です。

オランダでは、2004年の10月1日から、法のもと実施されている累犯専用施設への収容がありました。刑事司法と、頻繁にコンタクトのある成人犯罪者や、公共の場で頻繁に違法行為をする成人が対象です(過去5年間に最低3回、矯正施設内・社会内処遇を受けた者で、かつ新しい犯罪をする可能性が高い者)。

オランダの法律が目指すのは、このような累犯者を最大2年間、通常の矯正施設ではなく、専用の累犯施設に収容し、治療や社会的リハビリ訓練を施して、再犯率を下げることだそうです。

当初、この施設への収容対象者は、行動を変えるリハビリ訓練を受けるので、やる気と理解能力のある者を想定していたそうですが、ふたを開けたら、知的・学習・精神障害と、薬物乱用の重複障害がある累犯者がほとんどだったそうです。

オランダの法務省の2004~2008年の調査によると、累犯施設で処遇された者550人の再犯率は、12~16%以下で、しかも、この累犯者らが収容されていた2年間、3000件以上の犯罪行為(万引き、違法侵入など)を防いだことになり、通常の矯正施設よりも効果的だと、堂々と書いています。(なお、この調査の詳細はネットで公開されていませんでした。)

ただ、民間の団体が調査(2008年)したところ、学習障害などの知的な障害や、精神障害、特に薬物との重複障害がある場合は、累犯施設での彼らへの処遇は、不十分で、また、出所後のケアも不足しているので、単に塀の中に延長して閉じ込めておくことに対して批判しています。

長くなってしまったので、オーストラリアの累犯プロジェクトは後日にします。ちなみに、こちらは、日本の定着センターの業務に近い感じです。

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