便り from 長野定着
便り from 長野定着
今年1月に長野県地域生活定着センターが開いたセミナー「刑務所出所後の生活支援を考える」は、非常に好評だったようです。基調講演は山本譲司氏、聴きたい人はまだまだ多いようです。
180人の参加者は、相談支援機関、福祉施設・事業所、司法関連機関、教育機関からという顔ぶれでした。結果報告はこちら。
参加した学校教員や学生は、定着支援についてよく知らないせいか、コメントも新鮮というか、偏見なく観ることができるというか、勉強熱心ですばらしいですね。
二年くらい前から府中刑務所で教育プログラム(社会福祉講話)をしている東京都地域生活定着支援センターの所長がよく言われてること、定着支援事業は「文部科学省も巻き込んだ方がいい」と。
たぶん、啓発だけじゃなくて、義務教育中から、家庭が困窮していて、しかも障がいかどうかグレーゾーンの子どもたちや、その親に対しても、国が早めの段階から気にかけていくことが、必要、という意味じゃないかなと、今度もっとよく聞こう。
そう言えば、府中刑務所に万引きなどで服役中(累犯)の、手帳を持っていない、障がいを疑われている人たちも、何かをきっかけに、小学校を途中でやめ、その辺りから落ちて行ったと言っていた人たちを思い出します。神奈川医療少年院のお話でも、あり得ない家庭環境に育った子供たちばっかりだと。親が面倒見れなかったら、他に誰が面倒見るの?って素朴に感じます・・