全国地域生活定着支援センター協議会は、矯正施設を退所した高齢・障がい者の社会復帰と再犯防止を支援し、全国のセーフティーネットの構築に邁進します。

村木厚子さん愛の基金シンポ

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村木厚子さん愛の基金シンポ

昨日7月15日(海の日)、神保町にある日本教育会館へ、村木厚子さん愛の基金第2回シンポ「罪に問われた障がい者の支援」に事務局業務で行ってきました。500人くらいの参加だったと聞いています。プログラムの詳細などはこちら

パネルディスカッション

パネラー

パネルディスカッションでは、コーディネーターの太田教授から、パネラーたちへたくさんの質問を向けていました。「入口支援」と「出口支援」での具体的な方法や心構え、支援現場での問題や検察庁と厚労省の見解など、この分野に関してまだ初心者の人たちを配慮してたかもしれません。

村木厚子さん

そのほかにも、堂本 暁子さんによる女子刑務所のあり方研究の発表や、長崎定着センター所長の発表、村木さんによる国の方針・取り組みの紹介や、基金の助成を受けたいくつかの団体等からの「草の根の取り組み」活動報告もありました。

個人的には、最後の、辻本圭乃弁護士による「大阪における発達障がい者による殺人事件公判の取り組み」の報告が一番印象的でした。

辻本圭乃弁護士

これは、昨年7月に自宅に30年間引きこもっていたアスペルガー症候群の弟が姉を刺殺したとして殺人罪に問われ、大阪地裁の裁判員裁判で検察側の16年の求刑を上回る懲役20年の判決を受けた事件です。

その事件の控訴審判決が2月に、大阪高裁であり、裁判長は一審判決を破棄し、懲役14年を言い渡したが、被告(42)の弁護人辻本弁護士が同月、判決を不服として最高裁に上告しました。

「健全な社会常識という観点からは、いかに病気の影響があるとはいえ、十分な反省のないまま社会に復帰すれば、被告人の意に沿わない者に対して同様の犯行におよぶことが心配される。被告人の母や次姉が同居を断り、社会内でアスペルガー症候群に対応できる受け皿は何ら用意されておらず、許される限り長期間刑務所に収容することが社会秩序の維持にも資する」(問題の判決文の一部)

この判決文を部分に解体し、どこが憲法上問題があるのか最高裁の判断をあおぐ法的根拠や、そもそも、裁判員裁判が偏見・無知、無理解に基づているとしたら、など解説してくれました。

このセミナーでは、幹部役人、民間団体トップ、研究者、専門家、活動家から、色々な発表がありましたが、何とも、この国について、人それぞれの生き方について、あれこれ、しみじみと、思うところがありました。

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