全国地域生活定着支援センター協議会は、矯正施設を退所した高齢・障がい者の社会復帰と再犯防止を支援し、全国のセーフティーネットの構築に邁進します。

山梨県地域生活定着支援センターの記事

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山梨県地域生活定着支援センターの記事

小泉晃彦センター長

[やまなし人]出所者支援し再犯防ぐ
(2012年11月30日 読売新聞) 

県地域生活定着支援センター長 小泉晃彦さん

刑務所を出所した高齢者や知的障害者らの社会復帰を支援する「県地域生活定着支援センター」(甲府市大津町)が開所から1年を迎えた。センター長としてこれまで28人の自立支援に携わってきた。

 ――活動の内容は。

 「身寄りがなかったり、障害を持っていたりする人が日常生活を送れるように、出所前から面接を行う。グループホームや更生保護施設への入所などを手助けすることで、再犯率を下げようと取り組んでいる」

 ――この1年間を振り返ってみて。

 「支援する対象は、生活ができないために万引きや食い逃げなどの軽犯罪を繰り返した人がほとんど。福祉の網の目からこぼれ落ちてしまい、支援してくれる人や機関を持たなかったため、犯罪に手を染めてしまったような人たちだ。本来は出所前から関わる方がスムーズに支援できるが、実際はいったん出所した後で、受け入れ先の家族や病院などから依頼が来るケースが、想定していたよりも多かった」

 ――印象に残っている支援者は。

 「窃盗の罪で服役していた知的障害と発達障害のある長野県の30歳代男性。20歳頃に父親の飲酒による暴力に耐えかねて、庭の軽トラックの中で生活するようになり、25歳の時に食料品を盗んで逮捕された。出所前からセンターがやりとりを続け、出所後に障害基礎年金などを申請。当初は更生保護施設への入所を嫌がっていたが、体験入所などを経て地元のグループホームに入所し、現在はリンゴ園で元気に働いている」

 ――今後どのような点に力を入れていくか。

 「開設時は出所後の支援を主としていたが、最近では公判中に支援の依頼を受けるケースもある。司法においても、刑務所だけではなく、できるだけ社会内での更生を目指そうとしている流れだろう。センターは職員4人だけでマンパワーが足りないので、福祉機関や施設などの関係機関と一層協力して支援力を上げていきたい」(聞き手・松本将統)

◆こいずみ・あきひこ

 1962年、韮崎市出身。東北福祉大社会福祉学部を卒業後、社会福祉法人「八ヶ岳名水会」などで訪問介護や障害者の就労支援などに取り組む。名水会が県の委託でセンターを開所したのに伴い、センター長に。県相談支援体制整備特別アドバイザー、県自立支援協議会委員なども務める。

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